パルコ『コンフィダント・絆』
観劇日時 2007年4月13日19:00
観劇場所 パルコ劇場
夜、運良く観られることになった、三谷幸喜作演出パルコ『コンフィダント・絆』を観に。
横綱相撲というか、言うことなし。話自体はまじめだが、仕込まれたネタも秀逸。
以下自己責任でどうぞ。
スーラ(中井貴一)、ゴーギャン(寺脇康文)、ヴァン・ゴッホ(生瀬勝久)、シュフネッケル(相島一之)が共同使用しているパリのアトリエが舞台。モデルとして雇われた、踊り子志望のはすっぱな女性、ルイーズ(堀内敬子)がからむ。
画家4人の中で、シュフネッケルだけわたしは知らなかった。物語から、それも道理だったことがわかる、芸術家同士のもろい友情が核。
才能は、ないとつらいが、あるのもつらい。舞台芸術の世界では、作家も俳優も、自分の才能をいつも自問しているはず。『コンフィダント』では個々の画家の才能が取り沙汰されるが、その会話は書いた人にも演じている人にもつきささるもの。登場人物たちに、役者さんたちと三谷さんが二重写しになった。
ルイーズのファッションとヘアスタイルが、ロートレックが描いたムーラン・ルージュのポスターそのままで楽しめた。
この舞台の終演の時点から、時を経て、ゴーギャンとゴッホの友情も破綻する。2人は生前、最後まで高い評価を得られなかった。スーラは作品中紹介されたとおり短命だった。実生活ではシュフネッケルが一番幸福だったのではないかと思う。運命って皮肉。
題名のフランス語表記Les Confidentsは複数形であることに安堵。
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