二兎社『歌わせたい男たち』
観劇日時 2008年3月22日19:00~
夜、紀伊國屋ホールまで、二兎社『歌わせたい男たち』を観に。朝日舞台芸術賞グランプリおよび読売演劇大賞最優秀作品賞受賞作品の再演。前売完売、当日券は激戦の模様。
二兎社から買った席は、一番前のセンターブロック、ど真ん中席の隣だった。自分の政治的指向(笑)ともよく合って、何も言うことがないくらいおもしろかった。ベニサン・ピットでの初演も最前列から見たが、かみての端っこのほうだったので、舞台になっている部屋の外(しもておよび上)の距離感みたいなものがわかりにくかった覚えがあるのだが、今回は、よく理解できたし、不自然さを感じなかった。
小山萌子さんの椅子さばき抜群。
初演の時と比べると、見ているこっちが変化していて……初演から今日までの間に、パレード(デモ、とも呼ぶ)を何度か経験した。省庁への傍聴にも何度か行った。お芝居が展開するにつれ、当然のようにその省庁での経験を思い起こしてしまった。
省庁のヒトタチ、基本的に、何言ってるのかわかんないんですよ(笑)。言い逃れというかごまかしばかりが口から出てくる。拝島(近藤芳正)の、校長(大谷亮介)へのセリフの中に、今回、あの役所の人たちへの言葉だったんだな、とよくわかったものがあり、印象深かった。
以下自己責任でどうぞ。
「君が代」を歌わせたい校長と、内心の自由にもとづき起立斉唱しないと決めている歴史教師の話。初演と同じく、教員にならなくてほんとに良かった、と思えた。あの状況、あたしだったらストレスで病気になってるなぁ。
初演は、校長がヒットラーのまねをする場面があったと思うのだが、西新宿の知事のまねに変わっていた。知事の言葉から取った「東京から改革を進めて日本を変える」っていうのも、大きな思い上がり。こういう細かい批判精神も楽しい。
それで、印象に特に残ったセリフというのは、「自分の言葉でしゃべって下さい」というもの。省庁の人たちに、そのままリレーしたい。
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