パルコ企画製作『SISTERS』
観劇日時 2008年19:00~21:15
長塚圭史作演出『SISTERS』をパルコ劇場にて。劇場入口に、「『LOVE LETTERS』はル テアトル銀座です」の貼り紙。間違える人、いそう。でも間に合うのか?
長塚さんの前作『失われた時間を求めて』は個人的にはアレだったのだが、この作品はわたしが長塚作品として慣れている路線にだった。ドロドロ系(?)。ネタが立ち上がってくるまで、なんだろう、という感じで観ていた。わかってきてからは、ものすごい緊張感で、目が離せなかった。
以下自己責任でどうぞ。
松たか子さんが前半、相手のセリフを聞いていない芝居をやっていて、「わざとか?」と思っていたらわざとだった。生ける人形。古いホテルの長期滞在者として一緒になった女子高生(鈴木杏さん)が、父親からかつての自分と同じ目に遭わされていると知り、救おうとする。
父親からの性虐待というのは珍しくないと思う。なぜいけないのかを女子高生に説明する時の松さんの長セリフは内容ともども見事。経験者だと苦しくてなかなか書けない話なので、性虐待の経験を持っていないと思われる作家が書く価値があると思った。(性虐待の経験者が無防備にこの作品を観たら、大変なんじゃないかって気もするが。)
田中哲司さん、足長い。他のみなさんも好演。最後の場面に映画『赤目四十八瀧心中未遂』連想。
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