世田谷パブリックシアター+ソーホーシアター共同制作『The Diver』
観劇日時 2008年10月3日20:00~21:20
野田秀樹さんの作・演出による、世田谷パブリックシアター現代能楽集IV、The Diver を観劇。英語上演、字幕つき。野田さん以外の3人の俳優さんは、イギリスの俳優さん(たぶん)。
正直、ものすごーくおもしろかったのか、そうでもなかったのか、微妙
。The Bee の英語版は観ていないだが、今回の作品も英語上演なのでセリフの意味は(字幕で)わかっても言い回しのおもしろさまではわからない。シンプルな舞台がちょっとしたことでどんどん変わっていく様子はおもしろかった。以下自己責任でどうぞ。
『源氏物語』をベースにした作品。向かって左側に「ジャパニーズパーカッション」というか囃子方。演奏しているばかりでなく舞台にちらと参加する様式くずしがナイス。
源氏物語の強力キャラ、六条御息所が出てくると、ある程度展開が読めてしまうので、そこが残念だった。ロンドンの観客はその点もっと楽しめたのかなあ。
「日本日本」した美術に、屋上屋を架してるような、ベタな印象を否めず。「夕顔」 = Evening Faces には観劇中「?」だったのだけど、サイデンスティッカー訳でそうなってるんだと今確認。(わたしはタイラー訳のThe Twilight Beauty のほうが好き。)
とはいえ、キャサリン・ハンターのからだをメディアに、携帯電話で愛を語る現代と和歌で愛を語った源氏の時代を行き来したり、海に潜ったり、自在に時間と場所を行き来する様子は楽しめた。終盤、短い間に世間の「正義(justice)」や「真実(truth)」を批評するところまで持っていってしまうところは見事だと思った。
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