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2009年2月

2009年3月に観れたらいいなあと思っているもの。

アゴラチケット使い切り月間+フェスティバル/トーキョー(F/T)月間です。「デフォルト」は、ここは観ることにしている、という意味で使っています(とはいえ見のがすこともある)。

  • パルコ『ストーン夫人のローマの春』@パルコ劇場(今井朋彦様出演)
  • aki nagatani & danscapes 『俺にもセックスを』@こまばアゴラ劇場(上記)
  • グリング『吸血鬼』@青山円形劇場(ほぼデフォルト)
  • F/T 松井周演出『火の顔』@東京芸術劇場小ホール1(こわいものみたさ)
  • モナカ興業『夜が歩く』@新宿ゴールデン街劇場(森新太郎演出)
  • 新国立劇場『昔の女』@新国立劇場小劇場(好奇心)
  • 田上パル『改造☆人間』@こまばアゴラ劇場(上記)
  • F/T 井手太振付・出演『コウカシタ』@あうるすぽっと(井手作品)
  • 東京サンシャインボーイズ 「さよならシアタートップス 最後の文化祭」@THEATER/TOPS(当たったらね)
  • 珍しいキノコ舞踊団『The Rainy Table』@シアタートラム(デフォルト)
  • F/T 松田正隆『声紋都市--父への手紙』@東京芸術劇場小ホール1(松田正隆作品)
  • F/T 平田オリザ/アミール・レザ・コヘスタニ/シルヴァン・モーリス『ユートピア?』@あうるすぽっと(平田オリザさん参加)
  • 壁ノ花団『アルカリ』@こまばアゴラ劇場(過去作品を思い出すに、気が合うようだ。内田淳子・金替康博出演)
  • 東京デスロック REBIRTH #4『リア王』@キラリ☆ふじみ(多田淳之介演出)
  • 楽天団プロデュース『バイティン・バック』@中野 スタジオあくとれ(オーストラリアの先住民が題材)

全部観れるのか?

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イ・ユンテク演出 ク・ナウカ+演戯団コリぺ『オセロー』

観劇日時 2009年2月27日19:15~20:45

フェスティバル/トーキョー参加作品。韓国の劇団、演戯団コリぺを主宰するイ・ユンテクさん演出による『オセロー』。ク・ナウカのメンバーとコリぺのメンバー、さらに鬼太鼓座(おんでこざ)参加。招待客が大勢来ていてそのため開演が遅れた模様。

ク・ナウカのファンの期待にこたえる美術の美しさ。美加理さん、阿部一徳さん、大高浩一さんが大きな役で出ていて、その点もク・ナウカファンには楽しい作品。とはいえ韓国の演出家による、韓国人の俳優・音楽家も参加しての本作品は、ク・ナウカ作品とは違うおもしろさもあって、楽しめた。たとえば、ちらしにも紹介されている「招魂クッ」を演じる俳優さんの声やものごし、さらにところどころにちりばめられたユーモラスな場面、多彩な楽器など。

東京芸術劇場中ホールというホールに入ったのは2回目。前回は招待で入った気がする。前から5列目センターという、ふつうの演劇ならばいいポジションだったが、この作品はもう少し引きからのほうが自分は楽しめたのではないかと思う。楽器の演奏、特にパーカッションとマリンバの演奏には目がないので、全体が視野に入る席がよかったかなあ(いい席なのにすいません)。あちこち見ようとして少し疲れた。

冒頭の場面で、オセローが不安定そうに見えて、集中力がそがれたのが惜しかった。

あと、字幕に出た、「前劇」、でしたっけ? 少し混乱。お芝居の前置きのことかと思ってしまった。

終演後、ロビーで演劇祭のプレミアっぽいレセプション。わたしは留まらなかったけど。恵比寿の映像祭といい、今年のフェスティバルの派手さは、オリンピック招致がからんでるんですねぇ。ちょっと複雑。

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串田+白井プロジェクト『ピランデッロのヘンリー四世』

観劇日時 2009年2月21日14:00~15:50

観劇は夜のほうが好きだが、土曜ソワレがないのでしかたなく(?)マチネで観劇した。ヘンテコ(失礼)ピランデッロと串田+白井コラボ、『ピランデッロのヘンリー四世』@シアタートラム。

串田+白井プロジェクトの前々作『ヒステリア』も前作『ジャックとその主人』も好きだったので、わたしとしてはどうしても観たい作品だった。観たこと自体に後悔はないが、ちょっと違う気がする、という感想を否めず。

劇場に入るなり目に入る、『ヒステリア』を思い起こさせる蛍光灯も、松井るみさんの美術も、さらに衣装もとても美しいのだけれど、ちらしで言えば写真が二段目以降の俳優さんが演じている人々の描写が十分ではなかったというな気がした。これらの人々の、作品全体の中での位置は、もっとおもしろいところにあるんじゃないかなあ、という感じ。単純に言えば何なのかわからなかった人がいたということなんだけど……「あんな派手な登場のしかたをしたわりに、あれだけ?」とか「地味にそこにいるけど、実は重要な人?」とか、戯曲を読んで確かめたくなるお芝居だった。

四人芝居だと思えば、あれでいいんだけど、そうではないと、思うので。

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岩下徹トーク+ワークショップ「体の声をきいて心をしなやかに」

受講日時 2009年2月18:00~21:00(休憩込み)

今日は岩下徹さんのトーク+ワークショップを受けに、湘南台公民館へ(なんだかすごい建物でした)。主催は市民劇団宇宙儀。岩下さんのホームページに「メンバーは皆シニアですので、幅広い年齢層の方のご参加をお待ちしております。ダンス経験有無は問いません」とあるのを見て申し込んだ。わたしはダンスに関してはりっぱなワークショッパーですが(笑)

決まった人ばかり数人でやってきたワークショップだったらしい。わたしがこのワークショップについて知ったのは、桜美林大学にお芝居を観に行った時受けとったちらし。今回はちらしをいつもより撒いたとかで、合計10人くらい。

まず、岩下さんが、ご自身のダンス観について、というか、からだについて、あるいはからだの内側と外側について、トーク。その後、初めての受講者として動機を訊かれたので、こまばアゴラ劇場で岩下さんのダンスを観て以来機会を待っていた、と言った。

その後、ウォームアップ(かな)。ずーっと左右にからだを、少しずつひねる場所を変えたり首をつけたりしながら揺らす。岩下さんもしばらく一緒にやってくれていたのだがその姿が美しくて見ていたかった(笑)。

続いて、自由に、かつまわりの歩く人を感じながら時には立ち止まりつつ、フロア全体を、歩調を変えたり手をつけたりつけなかったりしながら歩いた。わたしは最初、「ゆる体操」で習った「ゆるウォーク」や「ねばねば歩き」をやっていたが、それもあきて、松葉杖で歩く人になってみたり手すりをつたいながら歩く人になってみたりした。前半はだいたいこんな感じ。

後半に最初に、元永定正『ちんろろきしし』の中から一個絵を選んでそれをモチーフにからだを動かしてみましょう、という課題が与えられた。わたしが選んだのはスパタ模様。最初ペンキ(絵の具)が飛び散る力を表現しようと思ったのだがすぐ飽きて、その遠心力→力を受ける人になってみた。転じてガザの人が力に立ち向かうダンス(?)になった。

いったん休憩をいれて、それぞれどの絵を選び、どんな風にからだを動かしたか発表。続いてもう一セッション。この時わたしは続きをやるにはそれにも飽きていて、遠心力に立ち戻ったがイメージがなかなかわかないままからだを動かしていた。最後にスパタの飛び散った模様は実は穴だったというイメージが浮かんだのだがそれは追求できなかった。

からだの自由、については、正直、よくわからない(汗)。前半、歩きながら人とコミュニケーションを取るということをやったのに、後半は自分のことに夢中でまわりを見ながら(空間を分け合ったりとか、呼応しあったりとかしながら)できなかったなあ、と反省。

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華のん企画プロデュース『ワーニャ伯父さん』

観劇日時 2009年2月19日18:30~20:29

あうるすぽっと。池袋界隈はキライだがグリーン大通りを池袋駅から徒歩で。フェスティバル/トーキョーののぼりいっぱい。

荷物預かりはあるがコートは却下されてしまった。

華のん企画プロデュースのこの作品、ワーニャ伯父さん役が木場勝己さん、演出が山崎清介さんということで、よさそうな予感がしていた。この予感は、当たり。席が一番前だったので、装置が大きくちと見えにくいところがあったため、少し引き気味の席からもう一回見るのも悪くないなあと思えた。

『ワーニャ伯父さん』は何度か見ている。ワーニャからいつも、人生のどん詰まり感というか悲哀を感じ取っていたが、木場ワーニャは表情がとても豊かで、感情移入してしまった。木場さんの愛すべきワーニャおじさんはこれからわたしのワーニャのスタンダードになりそう。

二の線をひとりでひきうけている小須田康人さんも、化けていて、小須田さん出演芝居はたいてい見ている(つもり)なのだが新鮮だった。伊沢ソーニャもナイス。他のみなさんもはまっているのだけれど、木場さんがあまりにもいいので、これまでの『ワーニャ伯父さん』の登場人物像を超えた造形を見せてほしくなった。

以下、ネタバレではないが……

クラッピングは、ありませんでした(笑)。山崎さんも人形抱いて出てきません。当たり前? 

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MONO『床下のほら吹き男』

観劇日時 2009年2月13日19:30~21:20?

MONO結成20周年記念公演(?)『床下のほら吹き男』を吉祥寺シアターで観劇。女優四人を客演に迎えていて、いつもより舞台に色目がある感じ。

笑いを取りながら展開する、寓話風不条理劇っていうか不条理劇風メルヘンっていうか。暗転中の、子ども向けミュージカル風の音楽が、すごかった(笑)。

冗談にならないイターイ現実(ガザに行ったジャーナリストの話)にさらされたばかりのせいか、バカ話がここちよく、楽しく観ることができた。

以下自己責任でどうぞ。

水沼さんが、そこだけ非現実な空気をまとっていておもしろかった。勘違い男鈴置を演じる奥村泰彦さんのヘアスタイルも、笑えた。告白される役の尾方さんっていうのは、珍しいものが見れたって気が。尾方さん演じる青木は、ほら吹き男にころっと騙される、愛すべきキャラ。

長女のエピソードは、あそこまで大ネタでなくてもよかったかも。姉妹って(わたしはいませんが)、はたから見るとどうでもいいようなことでわだかまりを互いに持っていたりしているものだから。

でもやっぱり、カーテンコールで出てきた作演の土田英生さんが、一番のほら吹きだろうな(笑)

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桃園会『電波猿の夜』(二回目)

観劇日時 2009年2月10日19:00~20:30

桃園会『電波猿の夜』二回目。桃園会の作品を二回観るのはほとんど習慣化している。最初に観た時と比べて、別の芝居として立ち上がってきた。一回目は細かいとこに目が行きすぎていたかも。今回のほうがずっと見やすく、舞台が締まっていて、焦点もはっきりしていた感じ。

以下自己責任でどうぞ。

前夜に、核実験のフィルムをたまたま見ていたので、核爆弾が使われたなら、広場にもならないなあ、と思った。down

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桃園会『電波猿の夜』

観劇日時2009年2月6日19:30~21:00

ザ・スズナリにて、桃園会『電波猿の夜』を観劇。主宰の深津篤史さんの作品を観ることは半ばライフワークのようになっている。12月にあった大阪公演の評判を読んで、「二、三回観てもわかるかどうかわからないほどすばらしい戯曲」らしいcoldsweats01と心の準備をして芝居に臨んだ。

ネタバレにはならないと思うので書くと、観ながら思い出したのは、年末に世間をさわがせた、派遣村やガザのニュースを観ている自分。ガザについてはデモまでしてしまったのだが、あとでパレスチナについて直接知っている人の話を聞いて、自分はあの時何もわかっていなかったのだと知った。(その人の話でさえ自分には二次情報でしかないのだけれど。)

というわけで非常にタイムリーな感じがする内容だったが、上記のとおり、書かれたのはこれらの事件が起こる前。なんだかすごいなー。深津さんは預言者?

テレビの向こう側で起こっていることをどれだけ自分のものにできるんだろう? 全部自分のものにしようとすると超疲れるんだけど。(その点、政治家はすごい。)一方で、その場に行ってみないかぎり、実際のところはわからないんじゃないかと思う。その場に行くことがいつもかなうわけではなく、事実はその場に行けない(行かない)ことのほうが多いので、そこには自分の混乱があって、その混乱が、舞台から見えた気がした。

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エビビモpro.『エビビモ』

観劇日時 2009年2月1日17:00~19:00

一部の評判につられ(?)、初めて TICKETS@TOKYOを使って当日券を確保。あああ。今年は去年より本数を減らすんじゃなかったのかと自分にダメを出しつつ、シアタートラムに走る。上演情報→http://setagaya-pt.jp/theater_info/2009/01/pro.html

用意されていた切符は、最前列センターブロックだった。

昨日は音楽のライブに行っていて、ちと右耳が疲れていたので右耳栓で観劇。舞台芸術学院出身者を中心とする二十代前半のワカモノ40人によるミュージカルで、十分聞こえた。奥と両脇にやぐらがあり、奥のやぐらで生演奏。真ん中のスペースを若い俳優さんが文字通り所せましと歌い踊る。二階から見たいような舞台。トラムには二階はないので、次回は世田パブか銀河劇場でお願いします(?)

「七人のニート」が、行ったら帰って来れないけれど夢が叶う国、「エビビモ」に行く話。エビビモで七人が出会うのは、王様や勇者や魔王、その他。一方リアルワールドでは、ニートや、社会的弱者な人々の失踪が警察で問題になっているのだが……みたいなお話を、エネルギーいっぱいのダンスと歌でつづる。(話はあまりわかってませんcoldsweats01

衣装替え多く、左右のやぐらの下に適宜衣装や小物を用意、舞台裏を見せながら進行。B級コスチュームがいい味。

とにかく、若いなあ、若いっていいなあ、と思える舞台だった。

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