観劇日時 2009年4月28日19:35~20:32+トーク
こまばアゴラ劇場で開催中の「キレなかった14才♥りたーんず」、六本あるうち見るのは三作目。モモンガ・コンプレックスの白神ももこさんの作品。白神さんのワークショップを以前受けたことがあるが、作品を拝見するのは初めて。「オーディションでまさか踊るハメになるとは思ってもみなかったであろうメンツ」(当日パンフレットによる)によるダンス(?)公演。
身長は似てるんだけど、個性が全く違う妖精男子と少女がくりひろげる、イマジネーション豊かな、というか、ヘンテコダンス。場から場へのつながりがスムーズで、1時間、くすくす笑いながらノンストップで見ることができ、楽しめた。
某有名曲にのせた、これみよがしな振付のダンスが、わたしとしては特に笑えた。ひとりだけいる筋肉ぶりぶりな妖精さんは、他のゆるーい妖精さんたちの間でいつのまにか人に見えなくなった。冒頭の、他にしなければならないことがあるのにまわりにかきみだされる「すごくない」妖精さんの苦労もオカシイ。
終演後、参加している六人の演出家さんが勢揃いしての、トーク。
神里さんのキャラの立ち方がすごかった。「クニオにばっか訊くトークはやめようぜ」とか、神里さんの作品がよかったという白神さんに「もっと大きな声で」とか。
柴さんが「あとあとこのメンバーの誰々だったらどうするだろうって考えるようになるかも」と言ったら、篠原さんが「もう日本で芝居やんないし」っていって、神里さんが「それはなんだ!」とつっこんで、柴さんが「いなくなられるとよけい……」と言ったシリーズが興味ぶかかった(あ、各演出家さんの発言は、だいたいこんな感じだったと思ってください)
クニオさん(杉原さん、宮沢章夫作『14歳の国』)は、公演が始まってご自分が一番テンパってて、これまで三回やってどんどん良くなってきていると思っているのに、二回目は大拍手だったのに三回目は拍手が出なかったそうです。(わたしは拝見していないのですが「へぇぇぇ」)
中屋敷さん(『学芸会レーベル』)は、「これまでの作品では反応が好き嫌いはっきりしていたのに、今回はみんなにほめられるのが、不思議」とのことで、「スタートラインに立ったと認めてやる」みたいな感じなのかもしれない、と明るく。中屋敷さん、一番うたれ強そうでしたねー。(笑)
篠田さんと白神さんの作品の中で落とされるものは、白神さんの作品では最初は別のものだったのを、同じものにすることで、同じ企画に参加している作品として共通の「点」を作っているのだそうです。