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青年団国際演劇交流プロジェクト2009 日仏交流企画『鳥の飛ぶ高さ』

観劇日時 2009年6月22日19:00(公式)~21:25

うーん、生煮え感否めず。ふだんのほうが好きだ。新しいことに挑む姿勢、とりわけ二つの言語を舞台に載せるなんていうややこしいことに挑む姿勢はすばらしいと思う。でも違うことをやるならやるで同じレベルのものを見せてくれないと、満足できない。

青年団国際演劇交流プロジェクト2009 日仏交流企画『鳥の飛ぶ高さ』は、フランス演劇界の重鎮(らしい)ミシェル・ヴィナヴェールさんの原作を、平田オリザさんが翻案し、フランスのアルノー・ムニエさんが演出した作品。演出には平田さんも協力しているとのこと。

ちらしにあるが、日本の中小企業にフランスの会社が仕掛ける買収の顛末を描くお芝居。オーバーアクションで笑いを取る青年団の俳優さんたち(および文学座の俳優さん一名)が、珍しい。一方、フランスの俳優さんたちはみんな、大声をあげずにふつうにセリフを言っている(笑)。そのせいかなのかどうなのか、座組みとしての一体感がまだない感じ。

舞台はテンポよく進み、一種の大団円を迎えて終る。青年団なので、もう少し深みがほしいと思った。会社を舞台にした悲喜劇を板の上にあげようとしたわけではないと思うし。

以下ネタバレ

あのフランスの会社のふるまいは米国の会社みたいだなあと思っていたら原作はフランスの会社が米国の会社に買収をしかけられる話だそうで、納得。フランスの会社がアメリカの会社っぽくふるまったとしても、「グローバリゼーション」の世の中、不思議はない。ツチ族の青年が民族虐殺にあった時の経験から作り上げたインテリアを評価され市場価値を得るくだりに、何でも商品にしたがる風潮を見た。

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