桃園会「a tide of classics」Aプログラム(岸田國士『かんしゃく玉』『音の世界』『葉桜』)
観劇日時 2009年6月28日(日)15:00~16:30(?)
桃園会が「a tide of classics」と銘打って岸田國土作品を上演する企画、2年ぶり2回目。大阪はミナミのウイングフィールドにて。今回は『かんしゃく玉』『明日は天気』『葉桜』『音の世界』を作り、各回そのうちの3本を上演する。二回目以降はチケット提示で入場料半額。
この劇団を観ることはわたしにとって一種のライフワークと化している。入団した時から存じ上げている俳優さんが多く、配役表を見なくてもどなたがどなたとわかる。いきおい細かいところに目が行きがち。ご容赦。
まず見た日曜の昼の回(Aプログラム)は、『かんしゃく玉』『音の世界』『葉桜』。演出はおなじみ深津篤史さん。一番印象に残ったのは俳優さんがセリフを言う時の息づかい、セリフまわし、かな。昔の山の手の言葉を生できいたことはないけれど、関西弁とも、今の東京の言葉とも違う言葉遣いが印象深かった。
作品と作品の間のつなぎをちゃんと作ってあって(単に暗転してそでから黒子が出てきて装置を動かすのではない)、こういうところが好き。
以下、各作品の感想。
『かんしゃく玉』
橋本健司さんの成長ぶりに目をひきつけられた。かんしゃく玉を投げる時の腕の回転角がよかった。橋本さんのおめめパチパチの場面では、ここは笑うところなのかどうなのか、迷った(汗)。長谷川一馬さんの直毛がすごい(笑)
フラストレーションを晴らすのにも限界があるという皮肉なのかしら、と深読み。
『音の世界』
川井直美さんがいい女の役(めずらしいんだけど、雰囲気があって似合っていた。二の線も充分行けるね~~~) 音だけでの即時コミュニケーションを可能にした文明の利器の存在の意味を浮き出させた、都会的で皮肉な作品。本筋はおもしろかったけど、京都のお店の場面をもっと生かしてほしかった。
『葉桜』
はたもとようこさんの代表作の一つになるだろうなあって作品。山本まつ理さんが最初に「うっ」と来る時のスピードと背中の角度もよかった。
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